この犬の皮膚病は日本では昨年初めて発表されました。
原因は、低品質のフードを与えたことによる亜鉛や銅などの複数のミネラル欠乏により起こる皮膚炎です。
症状は口や肛門周囲などの粘膜面、にただれが起こるだけでなくリンパ節がはれたり、発熱したり、成長不良が起こったりします。
大型犬、なかでも1歳未満の成長期の子犬に多いとされています。
この症例は、ペットショップのオリジナルのフードを食べたことにより発症しました。
最近ではドッグフードの中は添加物が含まれているからと、手作り食や、オリジナルのこだわりフードを与えているオーナー様も少なくありません。その場合は、食事全体のフードのバランスをよく確認した上で与えていただく必要があることを忘れないでください。