犬の皮膚病である「ノミアレルギー」という病気は、背中から尾にかけての脱毛と痒みが特徴です。毛を分けると、ノミの糞である黒い粉がたくさん観察されます。


ノミアレルギー

【原因】
ノミが寄生し、吸血することにより、アレルギー反応をおこして皮膚炎になります。

【症状】
背中から尾にかけての脱毛と痒みが特徴です。毛を分けると、ノミの糞である黒い粉がたくさん観察されます。

【治療】
一般的にステロイドが使用されます。ただし、ノミを環境から撲滅しない限り、この皮膚病は治りません。犬に寄生しているノミは、一日4~20個の卵を体表で産卵し、成虫一匹に対して10~20倍の卵、蛹、成虫が存在しているといわれています。ノミにはスプレーやスポットタイプのノミ駆除剤が効果的です。現在、ホームセンターで販売されている同様の商品は、ノミよけ効果は認められるものの、ノミを駆除する効果はありません。