犬の皮膚病である「センコウヒゼンダニ症(疥癬)」という病気は、耳介辺縁、肘、踵が好発部位で、この部分を中心に脱毛し、激しい痒みを伴うという症状を引き起こす事が多いので、先ずは当サイト"犬の皮膚病について"で症状や治療法・予防法等をお調べ頂き、かかりつけの動物病院にご相談下さい。


センコウヒゼンダニ症(疥癬)

【原因】
イヌセンコウ(穿孔)ヒゼンダニ(疥癬虫)の寄生により、アレルギー反応を起こして皮膚炎になります。ノミと同じようにイヌ同士の感染で起こります。このダニのメスは犬の皮膚にトンネルを作り、卵を産みつけることによりこう呼ばれます。

 

センコウヒゼンダニ症(疥癬)

センコウヒゼンダニ症(疥癬)

センコウヒゼンダニ症(疥癬)発症例

センコウヒゼンダニ症(疥癬)発症例

 

【症状】
耳介辺縁、肘、踵が好発部位で、この部分を中心に脱毛し、激しい痒みを伴います。アトピー性皮膚炎と症状が似ているため、間違って診断、治療されている症例がしばしば見られます。

【治療】
ダニを退治する飲み薬や外用薬を使用します。人に一時的に感染することもありますので、注意が必要です。同居犬に症状が認められなくても、同時に治療を行わないといつまでも治らないことがあります。