犬の皮膚病である「カラーダイリューション脱毛症」という病気は、毛の中のメラニンの分布が不均等なため、生えてきた被毛は非常にもろく、すぐポキポキと折れてしまうため、その部分は毛が生えていないように見えます。先ずは当サイト"犬の皮膚病について"で症状や治療法・予防法等をお調べ頂き、かかりつけの動物病院にご相談下さい。


カラーダイリューション脱毛症(CDA)と 黒色毛胞形成異常症(BHFD)

【原因】
カラーダイリューション脱毛症(CDA):「希釈された」被毛(ブルー、ファウン)を持つ犬種に起こる遺伝性疾患の脱毛症です。メラノノサイトという場所で作られた、毛に色を付けている物質であるメラニンが、不均等に毛に分布されるために起こります。
黒色毛胞形成異常症(BHFD):黒色被毛に同様の症状が起こります。

【好発犬種】
ドーベルマン・ピンシャー ミニチュア・ピンシャー ダックスフンド ヨークシャー・テリア チワワ イタリアン・グレーハウンド

【症状】
毛の中のメラニンの分布が不均等なため、生えてきた被毛は非常にもろく、すぐポキポキと折れてしまうため、その部分は毛が生えていないように見えます。CDAは3~12ヶ月齢でBHFDは4カ月齢までに発症することが多いようです。

【治療】
症状を抑制する効果があると考えられる薬はありますが、完治させるのは難しい病気です。